東邦大学習志野キャンパス大学祭“東邦祭”
講演会のお知らせ

2007年11月6日

11月10〜11日、東邦大学習志野キャンパス薬学部C館大講堂において、科学分野の研究者・有識者による講演会が行われます。この講演会は大学祭“東邦祭” (開催期間11/9〜11)の企画のひとつとして開催されます。演者および日時は以下のとおりです。

杉山直(名古屋大学教授)
「暗黒に支配される宇宙」

11月10日(土) 開場11:00  開演11:30

我々を取り巻く宇宙がどのように始まりどのような進化を遂げて今日に至ったのか・・・。杉山氏はこれらについて、最新の観測データに基づき理論研究している。ダークマター・ダークエネルギー・・・宇宙の大部分を占める謎の成分である。これら未知の成分によって、宇宙は支配されている。講演では、最先端の宇宙研究事情とあわせてお話しいただく。

先川原正浩(千葉工業大学未来ロボット技術研究センター(fuRo) 室長)
「次世代ロボット研究情報」

11月10日(土) 開場14:00  開演14:30

次世代ロボットの開発に取り組む古田貴之所長、小柳栄次副所長をはじめとした次世代ロボット開発集団を率い、新聞・雑誌・TV番組・イベントなどロボット関連企画を手がけ、次世代ロボットの産業の創出や技術者の社会的地位の向上を目標に奔走する先川原氏。理系出身(千葉工大)でロボット専門誌の編集長等を経験した先川原氏の目から見た最新のロボット事情について語っていただく。

小柴昌俊(平成基礎科学財団理事長、東京大学特別栄誉教授)
「ニュートリノ&スーパーカミオカンデ」

11月11日(日) 開場10:30  開演11:00

言わずと知れた2002 年ノーベル物理学賞受賞者。宇宙ニュートリノの検出にパイオニア的貢献をした小柴氏にニュートリノ自体について、そしてニュートリノを検出したカミオカンデ・スーパーカミオカンデについて、また、ニュートリノ検出から見えてきた天文物理学の新たな展望についてわかりやすくお話しいただく。

平朝彦(海洋研究開発機構(JAMSTEC) 理事)
「地球深部探査船「ちきゅう」について」

史上初めてマントルや地震発生域への大深度掘削を可能にする科学掘削船、「ちきゅう」。現在、南海トラフ地震発生帯掘削計画が実施されている。巨大地震の発生の仕組みは?地球のなかはどうなっているのか?生命の起源は?将来の地球規模の環境変動は?「ちきゅう」が生み出すであろう様々な成果などについて、「ちきゅう」プロジェクトで中心的役割を果たしてきた平氏に語っていただく。

(文/森上需:東邦大学理学部東京湾生態系研究センター)

※取材をされる方は【問い合わせ先】までご一報くださいますよう宜しくお願い申し上げます。

 

【お問い合わせ先】
東邦大学第46 回東邦祭実行委員会  三田藍
TEL・FAX:(047)476-7852