櫛津干潟の干潮時の景観。細い川が流入しており、底質は泥質〜砂質でクリークが走っている。周囲は雑木林や照葉樹林の山に囲まれているが、川の上流部にあたる近傍にゴルフ場がある。


ツブカワザンショウ "Assiminea" estuarina。投棄された建築廃材の裏側に多く見られた。螺溝が明瞭な「ヒメカワザンショウ」型も混在していた。


クリイロカワザンショウ Angustassiminea castanea。熊野江干潟同様、スジアオノリが繁茂するような場所、また建築廃材の間にも多産した。


フタバカクガニ Parasesarma bidens。やはり投棄された建築廃材の間で見つけた。甲の表面に微小な棘状の突起が多い。


ヘナタリ Pirenella nipponica (左)とホソウミニナ Batillaria attramentaria (右)。櫛津干潟ではホソウミニナが非常に多い。


シゲヤスイトカケギリ Pyrgulina shigeyasui 。褐色の殻被に、軟体部は灰色。


イソコハクガイの1種 Vitrinella? sp.。殻長約1mmの小型種。イソコハクガイV. diaphana によく似ているが、特徴に乏しく、それ自体の正体も明確ではない。


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