東邦大学理学部公開講座

日時:2006年11月26日(日)15:00-17:00 入場無料

場所:東邦大学理学部5号館1階 5101教室

海辺生物の多様性保全

菊池泰二氏
九州大学名誉教授・元九州大学理学部天草臨海実験所所長

日本は約35000kmの海岸線を持ち、世界でも屈指の海の自然に恵まれた国です。そこには多様な地形があり、きわめて豊かな生物多様性を持っています。しかし今では、その生物多様性が急激に減少しています。詳しい研究がないため、海洋生物に関する国のレッドデーターブック作成すらできない状態です。 海洋生物の多様性保全は、生息環境の景観的保全を基礎として、我が国の自然環境を産業としてのみならず文化的な資源として扱う上できわめて大切です。菊池先生は九州大学理学部天草臨海実験所に勤務しながら、約40年間にわたり、天草や有明海の海の生物を観察し続けてきました。その過程で多くの生物の姿が急激に少なくり、また消滅するさまを観察してきました。海の多様性は、諫早湾の干拓のような、大規模な海岸開発が行われる前から確実に減少していたのです。この講演では、海の生物の多様性とその危機について、菊池先生の人生を通した観察結果をもとに検証し、今後の研究課題とその保全策を探りたいと思います。

事前の申し込みは不要です。なおご不明な点や詳細についてのお問い合わせは、習志野学事部入試広報課(電話:047-472-0666)で受け付けております。皆様の後来聴をお待ちしております。