東京港生物調査

2010年11月のお台場海浜公園

2010.11.28


(写真:多留聖典)

 2010年11月も、透視度に恵まれて生物の観測には好適であった。未だ外洋水の進入があるようで、外洋性のカブトクラゲが多数見られた。クラゲと名が付くが、有櫛動物であり、刺胞がなく刺さない。


 今年も冬は近づいているようで、トゲアメフラシの姿がちらほらと見られるようになった。と思ったら、かなりの密度が見られた。もはや数日で12月なので、確かにもうすぐ冬なのだ。


(写真:多留聖典)



(写真:多留聖典)

 冬の訪れを感じさせる種がもう一つ。ニクハゼである。この種は冬に繁殖するので、この時期になると巣穴から出たり入ったりを繰り返す。海浜公園のあちこちでその姿を見かけた。

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