東京港生物調査

2012年3月のお台場海浜公園

2012.3.25

（写真：多留聖典）

　2012年3月の調査は晴天に恵まれた。調査エリアの中央付近に、蛎殻をプラスチックメッシュでくるんだ人工漁礁（JFシェルナース）が設置され、その動向も今後注目したい。

　水温はまだ低いが、春の訪れを告げるカミクラゲが多く見られた。本種は生活史の多くの部分が未解明で、ポリプ世代などは全く判っていない。

（写真：多留聖典）

（写真：多留聖典）

　触手を長く伸ばしたアカクラゲ。刺胞毒が強く、触手に触ると炎症を起こす。外房などでは秋によく見られるが、東京湾奥部では春先に多く見られる。

　お台場海浜公園に多くの生き物がいるということを調査を通じて見て貰えるようになった。確認した生物の計測中は、人だかりができた（画像は一部加工してあります）。

（写真：多留聖典）

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