東京港生物調査

2012年5月のお台場海浜公園

2012.5.27


(写真:多留聖典)

 先月あたりから、泥の海底には多くの動物の姿が目立ち始めた。ひときわ目を引くのはガンゼキフサゴカイの一種の棲管。泥をで固めた管の先に、熊手状の複雑な構造がついていて、そこから触手を伸ばしている。


 人工漁礁のメバルはやや大きくなっていて、体長で5 cmぐらいだろうか。ユウレイボヤもかなり大きくなり、もはや魚礁全体をほぼ覆い尽くしていた。魚礁の下にはホヤの吐き出した偽糞が大量にたまっていた。


(写真:多留聖典)



(写真:多留聖典)

 イボニシの集団産卵。カキ殻の上に多数の個体が重なり合い、卵塊を産み付けてゆく。あちこちでその姿が見られた。


 午後になると急激な温度上昇とともに、赤潮が発生して全く視界がなくなってしまった。ライトを照らすと何かが飛び込んできた。どうやらアキアミのようだ。アミと名が付くがこの種はエビである。


(写真:多留聖典)

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