セタカムイ隧道付近(2003年撮影)。1996年の事故は、このすぐ左奥の旧豊浜トンネル入口付近で崩落した。シェルターはセタカムイトンネルのもの。正面は地質学上「セタカムイ崩落」と呼ばれる崩落部。


旧セタカムイ隧道のものと思われる残骸(2003年撮影)。1955年に崩落したときのものだろうか。その後、セタカムイ隧道、さらに上写真にあるセタカムイトンネルが作られたが、シェルター部は1996年の崩落事故でルートが変更され廃止された。豊浜トンネルを含め、ここには4本のトンネルが造られたことになる。


セタカムイ崩落付近の海底(2003年撮影)。巨大な岩が転がっている。黒い点はキタムラサキウニ。磯焼け状態である。


セタカムイ付近の海底(2003年撮影)。ホソメコンブやエゾヤハズなどが繁茂している。周囲には多数のアンドンクラゲが遊泳しており、刺されると痛そうである。


セタカムイ付近の海底(2003年撮影)。予想外に華やかである。黄色いものはムツサンゴ。中央の樹枝状のものはセンナリウミヒドラと思われる種。周囲にはマボヤの1種、キタムラサキウニなども多い。


(写真:多留聖典)

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