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宮崎探訪(5)
(第21回魚類生態研究会)

2010.2.10

 


(写真:多留聖典)

 翌日は、延岡市の南側にある櫛津を訪れた。集落の間を縫うように、細い道を奥に進むと、ようやく干潟へと降りられる場所に出た。妙見湾に広がる櫛津干潟は、非常に入り口が狭く、妙見橋付近で延岡湾に通じている。なぜか干潟の真ん中に島があり、その周囲が潮干狩り場になっているらしい。写真は満潮時で、真ん中の島がよくわかる。


 東側の入り江。泥質が強い。残念なことに、道路際にコンクリート片やタイル屑など建築廃材が多く投棄されていた。豊富に自然環境が残されていると感覚が麻痺してしまうのだろうか。それでもその下や周囲にはツブカワザンショウ、クリイロカワザンショウ、フトヘナタリ、フタバカクガニなどが見られた。


(写真:多留聖典)



(写真:多留聖典)

 干潟面には多数のホソウミニナ、ヘナタリ、カワアイなどのウミニナ類が這っていた。砂を掬って裏ごしで篩うと、シゲヤスイトカケギリと、小さな巻貝がそれぞれ1個体だけ現れた。持ち帰って見たところ、どうやらイソコハクガイの1種のようであった。

※ (c) 東邦大学理学部東京湾生態系研究センター 出典を明記しない引用を禁じます。
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