宮崎探訪(7) 2010.2.11 |
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いよいよ宮崎も最終日である。天候が不安定でときおり雨がぱらついたが、とにかく出発した。空港への途中で、宮崎市の阿波岐原森林公園に立ちよった。ここから海へ向かって歩くと、広く開けた一ツ葉干潟である。残念ながらここも建築廃材が廃棄されている。ひっくり返したらサツマゴキブリが現れた。いかにも九州らしい気分になる(最近は人為移入で伊豆諸島にもいるが)。 |
周囲にはヨシが生えており、やはり根元付近にはフトヘナタリ、ヘナタリ、カワアイ、カワザンショウ、ヒラドカワザンショウ、ヒナタムシヤドリカワザンショウ、クリイロカワザンショウといった定番の巻貝が見られた。そして予想外にもコメツキガニ、ハクセンシオマネキの活動する姿も見られた。生きているものは見られなかったが、ノコギリガザミ類の鉗脚も見られた。 |
干潟面にはムギワラムシの棲管がいくつもつきだしていた。砂を掘ると、ハマグリ、ユウシオガイ、ムラサキガイ、オチバガイなど、関東の干潟ではほぼ見られない二枚貝が現れた。しかしながらユウシオガイ以外の3種は小型の個体のみであった。そして裏ごしを使うと、ヘコミカマカ、トリウミアカイソモドキ、ピンノの1種などの甲殻類が見つかった。 |
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