追加サンプリング 5月23日(月曜日)


 5/23は、都合のつかなかったメンバーを除き、12人で調査を行うことができました。本日は前浜でサンプリングを行います。


 まずは汀線まで進み、参加者各人が20分間の目視観察による定性サンプリングを行いました。ゴカイ類や貝類を発見するため、スコップをつかって干潟を掘り返します。


 20分間のうちに発見できた生物を持ち寄って、リストにチェックしてゆきます。前浜干潟では後背湿地ほどばらつきは出ないかと思っていたのですが、それでも意外に個人差が現れたようです。


 続いてコアサンプラーによる定量採集です。完全には水が引ききらない条件でしたが、それでも何とか無事全地点のサンプリングを終えることができました。


 サンプリングが終わり、ちょっと静かになるといろいろな生物がやっと本来の行動を開始します。そのときを見計らって生物を撮影。なぜか置き去りにされていますが、土左衛門ではありません。実はこのとき、ウェットスーツの尻が破けて、実に涼しい事態になっておりました。


(撮影:多々良有紀)


 片づけも終わり、残りはいま採ってきたサンプルのソーティング。何とか日陰を探して、快適な作業環境を構築しようと試みていました。


 こちらは、炎天下を避けることなく、しかし椅子とテーブルの快適性を選んだ人たち。別に、アサリの砂抜きをしているわけではありません。


 たいへん・・・でしたねえ。そんな、隠さなくても大丈夫ですよ。調査の後の一杯は最高なのですから。私も飲みたい。でも、車の運転が・・・。


 今回は、産業廃棄物と間違われることなく、無事にサンプルを大学に持ち帰ることができ、現在残りのサンプルのソーティングを進めております。地点によりだいぶ出現種・生物量ともに差があるようですが、それはまた後ほど。

5月22日(日)


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